Panarama Parallax
パノラマ・パララックスについて
その3
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三脚を立て、カメラの水平を保ち、慎重に撮影した魚眼画像なのに、なぜパララックスが生じてしまったのでしょうか?原因は、魚眼画像の中にしっかり写っています。枠の部分を拡大してみます。

緑色の縦線は、カメラの垂直線です。また、赤色の円弧は、中心から90度画角の円です。
魚眼レンズの回転中心と、三脚の回転軸の中心が一致していないことがわかります。

この、わずかなズレが原因となり、パララックスが生じてしまったのです。
このように、撮影時に、レンズの中心がズレると、視点が変わることになり、当然見える風景、被写体もズレてしまうのです。
ここで、発生の仕組みをもう少し詳しく見てみましょう。仕組みがわかれば、撮影時のちょっとした工夫で影響を少なくすることができます。
例は、パララックスが大きく生じるように近くの被写体で撮影しました。
それぞれ、ズレを見るための後方対象物までの距離は200センチメートルです。
左側は、レンズから、20センチ、右側は50センチのところに、前方対象物を配置しました。

この状態で、レンズを1センチ程動かした結果が次です。

上記のように、レンズに近いほど、パララックスが大きいことがわかります。
これを図で説明してみましょう。図の下にレンズがあり、上方に撮影することとします。

撮影する景色、景観の中に、レンズからの距離が異なる被写体がある場合、両者の距離の差が大きい程パララックスも大きく生じることがわかります。
このことから、魚眼画像を張合わせる際に、単純な変形では、対応できないこともわかるでしょう。写り込んでいる前方被写体と、後方被写体の距離によって、ズレの大きさが異なっているのです。
さらに、CubicVRの場合、単純な水平方向のパノラマ写真と違い、天上、下方の鉛直方向などにも同様の現象が生じます。これだけ大きなズレが生じていると、レタッチ・ソフトで処理するのは、もはや無理かもしれません。ちょっと、心配になって来たでしょうか? でも、ちょっとした工夫をする方法があります。
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